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1996年8月 Archive

日本カトリック教団の『戦争の反省』の欺瞞②

<精神の退廃としての偽善の見事な典型>

【月曜評論№1290号 平成8年8月15日】


私は本紙1281(5月15日)号で、「日本カトリック教団の『戦争の反省』の欺瞞」と題して、日本カトリック教団の戦後50年を期した歴史の反省問題を取り上げた。それは昨年2月25日付けで出された『平和への決意』と題した司教団の教書の内容を紹介し、それに基本的な疑問点にもとづいて、総体的に批判を加えたものである。ただし私は従来から日本のキリスト教界の動向に詳しい訳ではなく、この教書の存在も出てから1年以上たってから知った位である。従って他に適任者もおられると思うが、前稿執筆後、カトリック教団の活動を示す基本資料である『カトリック新聞』を見る機会があったので、主として今年前半期に於けるカトリック教団の歴史問題に係わる動向を追って、前稿で取り上げた問題点をより具体的に検討し、また偏向に陥ってしまう根本原因について考えることとしたい。それは現在の日本が抱える最大の不幸かつ諸悪の根源、精神の退廃としての偽善主義の見事な典型であるからである。

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