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2014年3月 Archive

なぜダライラマはチベット独立を放棄したのか

『月刊日本』2014年4月号 羅針盤 2014年3月22日

二月二十一日、ホワイトハウスでオバマ大統領がダライラマと会見した。中共は強く反発して見せたが、これは明らかに完全な出来レースであった。アメリカは中共に配慮して、チベットが中共の領土であることに、ことさらに言及した。そして、ダライラマと中共との対話が促進されるべきことを、いつもの決まり文句として繰り返した。

要するにアメリカはチベットの独立を認めないのだが、これは政治的・歴史的判断として、明白な誤りである。私が本欄で何度も説明しているように、中共が侵略国家であることは、まぎれもない事実であり、チベットが独立すべきことは、世界の歴史の流れから言って、全く疑問の余地のない絶対的な正義である。

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東京大空襲こそホロコースト博物館の展示として最もふさわしい

  • Posted by: 中の人2
  • 2014年3月 4日 18:12
  • 時評

【ホロコーストの語源】
ナチスによるユダヤ人大虐殺のことを「ホロコースト」と称する。ではなぜユダヤ人大虐殺が、ホロコーストなのであろうか。ちなみに、良くも悪くも最も有名な国語辞典である『広辞苑』のホロコーストの説明では、「大惨害、大虐殺。特にナチスによるユダヤ人大虐殺を指すことが多い。ユダヤ教の全燔(はん)祭の丸焼きの供物が元の意味。」とある。この「燔」という文字を漢和辞典で引いてみると、「①焼く。②あぶった供え物、焼いた肉」とある。

【ドイツのホロコーストは「毒殺」という化学処理】
例のウィキペディアの冒頭の説明では、「第二次大戦中のナチスドイツがユダヤ人などに対して組織的に行った大虐殺を指す。元来はユダヤ教の宗教用語である燔祭(獣を丸焼きにして神前に供える犠牲)を意味するギリシャ語で、のち転じて火災による大虐殺、大破壊、全滅を意味するようになった」とある。
つまりホロコーストとは、もともとユダヤ教の用語であったので、ユダヤ人虐殺を表現する言葉として使われるようになったのである。神への供物としては、生贄(いけにえ)というのは生きたままの動物を殺して捧げるのだが、ユダヤ教の場合は丸焼きにしてから捧げたわけである。

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