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シナ・中共関係 Archive

アジアに蘇ったナチズム国家

『月刊日本』2015年7月号 羅針盤 2015年6月22日

※このタイトルは月刊日本によるもので、私の考えは、中華人民共和国は最初からナチズム国家であると言うものです

フィリピンのアキノ大統領が国賓として来日し、安倍首相と会談するとともに、講演や記者会見を行ったが、中共をナチスになぞらえて批判したことが、極めて印象的であった。六月四日の朝日によれば、大統領は前日の都内での講演で、「ナチスドイツを国際社会が止められずに第二次世界大戦に至ったことを例にだし、中国の動きに国際社会がストップをかける必要性を訴えた」とある。アキノ大統領の発言に対して、中共の報道官はすかさず反発した。それは中共の最も痛いところを突かれたからである。

アキノ大統領の言い分は至極もっともである。最近の動向を見ても、中共が南シナ海で大幅な埋め立てをやっていることが明らかにされた。国防白書を公表して、ますます海洋軍事力を強化する方針を打ち出した。シンガポールで行われた、アジア安全保障会議において、南シナ海での活動が軍事目的であることを初めて明言した。中共のいう「核心的利益」の範囲とは、ナチスの「生存圏・レーベンスラウム」にそっくりだ。

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また「中国」で歪められた 「朝日」のチベット報道

ブログ管理者から

酒井信彦先生に過去に発表された論考を掲載するにあたり、訂正並びに補足の必要などを伺った。それに対し、下記のお答えを頂いたので、一連の論考をそのままに順次掲載していきます。

「私の論考については、付け足しや補足は必要ありません。中味については、今でも十分通用すると思いますし、客観的状況としては、ずっと悪くなっているのであり、遥かに理解しやすくなっているはずですから」(酒井信彦)

 

また「中国」で歪められた  「朝日」のチベット報道   酒井信彦
『諸君!』平成2年(1990)一月号
チベット寺院の破壊は文革以前、中共軍によることは明らかである。
それにあえて触れない朝日の、例によって中国のお先棒かつぎ-。

十月五日、ノルウェーのノーベル平和賞委員会から、本年度(一九八九年)のノーベル平和賞が、チベットの政教両面のわたる指導者、ダライ・ラマ十四世に授与されることが発表された。本年度の候補者にはレーガン前大統領、ゴルバチョフソ連書記長、それに南アフリカの反アパルトヘイト運動のリーダーで現在獄中にある、ネルソン・マンディラ氏も含まれていたというから、ダライ・ラマ法王の非暴力の思想が、いかに高く評価されたかが分かる。これによってチベットの人々の民族自決の運動が、世界的な支持を獲得したことは明らかである。その証拠に中華人民共和国政府は大きな衝撃を受け、十二月十日に行われる授賞式への国王の出席を中止するよう、ノルウェー政府に圧力をかけるという、極めて非礼な行為に出ている。

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チベット問題入門(下)

ブログ管理者から

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酒井信彦先生に過去に発表された論考を掲載するにあたり、訂正並びに補足の必要などを伺った。それに対し、下記のお答えを頂いたので、一連の論考をそのままに順次掲載していきます。

「私の論考については、付け足しや補足は必要ありません。中味については、今でも十分通用すると思いますし、客観的状況としては、ずっと悪くなっているのであり、遥かに理解しやすくなっているはずですから」(酒井信彦)

 

『チベット問題入門(下)』 酒井信彦(さかいのぶひこ・東京大学助教授)
拓殖大学海外事情研究所 平成元年海外事情12月号抜刷 

七、チベット問題の本質

さて前回「チベット問題入門(中)」の最後のところで述べておいた、チベットの仏教寺院が破壊されたのは「プロレタリアート文化大革命」の時期ではないのだという事実は、チベット問題の本質を理解するために、きわめて需要なポイントである。

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チベット問題入門(中)

ブログ管理者から

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酒井信彦先生に過去に発表された論考を掲載するにあたり、訂正並びに補足の必要などを伺った。それに対し、下記のお答えを頂いたので、一連の論考をそのままに順次掲載していきます。

「私の論考については、付け足しや補足は必要ありません。中味については、今でも十分通用すると思いますし、客観的状況としては、ずっと悪くなっているのであり、遥かに理解しやすくなっているはずですから」(酒井信彦)

 

『チベット問題入門(中)』 酒井信彦(さかいのぶひこ・東京大学助教授)
拓殖大学海外事情研究所 海外事情九月号 抜刷 

五、中華思想の構造

前回の末尾で、「中国人」すなわち漢民族のチベット人に対する意識の問題に言及した。つまり中華思想の問題である。この中華思想こそ、中共政権がチベットを侵略した根本的原因であり、チベット問題を理解するうえでも、最も大切なポイントである。にもかかわらず、一般にはほとんど正確に認識されていないと言ってよい。そこで以下、中華思想の近代以降の展開について、孫文の「三民主義」を中心に少し詳しく考えてみることにしよう。

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チベット問題入門(上)

ブログ管理者から

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酒井信彦先生に過去に発表された論考を掲載するにあたり、訂正並びに補足の必要などを伺った。それに対し、下記のお答えを頂いたので、一連の論考をそのままに順次掲載していきます。

「私の論考については、付け足しや補足は必要ありません。中味については、今でも十分通用すると思いますし、客観的状況としては、ずっと悪くなっているのであり、遥かに理解しやすくなっているはずですから」(酒井信彦)

 

『チベット問題入門(上)』 酒井信彦(さかいのぶひこ・東京大学助教授)
拓殖大学 一九八九年 海外事情五月号 抜刷

一、はじめに

一昨年の秋以来、チベットの人々の独立を求める動きが高まっている。大規模なデモは今まで三度にわたって起きており、次第に拡大して今年の三月には戒厳令の発布にいたった。それにともなって日本でも一度忘れられていたチベット問題の存在が認識され、事件そのものだけでなく独立要求デモの背景に言及した記事なども新聞で見られるようになった。しかしその内容はというと極めて不完全であり、チベット問題を正しく理解するためにかえって有害と思われるものもある。

そこで本稿ではチベットの領域・人口・歴史などチベット問題を理解するために最も基盤となるべき知識を提供しようとするものである。

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中華人民共和国は侵略の現行犯国家だ

月刊日本九月号 平成二十年八月二十二日発行
 
中共はチベット、ウイグルの民族浄化を狙っている
----- 北京五輪が開催されている最中にも、チベットに続き新彊ウイグル自治区では武装警察隊襲撃事件など民族蜂起が頻発しています。この状況をどう見ますか。
酒井:
 現在、新彊ウイグルやチベットなど中共各地で起こっている民族蜂起を、単なる人権侵害の問題として捉えるべきではありません。これは、シナ侵略主義による「民族の抹殺」に対する戦いそのものなのです。

 中共は、少数民族の言語・文化・宗教を完全に否定し、彼ら少数民族の存在があやうくなっています。中共各地の諸民族が漢民族に抹殺され、同化・吸収させられようとしているのです。

 アメリカ在住のウイグル人活動家で、ノーベル平和賞候補にもなったラビア・カーディルさんが告発している通り、中共は五輪に向けて国内の取り締まりを強化し、最近はウイグル人が集まることさえ許されない状況になっています。カーディルさんは、中共が、ウイグル経済の破壊、ウイグル語の使用制限、宗教に対する厳しい統制、産児制限などの手段を用いて、ウイグル人を消そうとしていると指摘しています。これは「民族浄化」です。

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チベット問題は侵略という乱

季刊こころ第87号
チベット問題とは何か

 三月上旬、チベットで再び独立要求の運動が開始された。
大規模なものとしては一九八九年以来、約二十年ぶりのことである。
今回は特にオリンピックの聖火リレーへの世界的な抗議活動に連動 して、世界注視の問題に発展している。日本でも聖火リレーが長野 で行われたが、チベットを支援する行動と、それに対抗するシナ人 留学生の大量動員で、大きな騒動となった。

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チベット問題の決定権はダライ・ラマではなくチベット人にある

<"人権"はシナ人のチベット侵略を隠蔽する誤魔化しだ>

【欧米が否定するアジアの民族独立】
 またチベットで独立要求運動と、それに対する残虐無比な弾圧事件が発生した。大規模なものとしては八九年以来、約二十年振りである。今回もしきりに人権問題だと報道されているが、チベット問題の本質は、人権侵害問題などではなく、あくまでも民族独立問題であり、シナ人による侵略問題である。人権問題とすることは、この問題の根本的重大さを、ことさらに隠蔽するための誤魔化しだと言わざるを得ない。

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シナ・中共が欲する日本列島

【青蔵鉄道完成はチベット侵略の完成、その意味する所】
国民新聞』平成18年9月25日


本年七月一日、中共の青蔵鉄道が開業した。青蔵鉄道とは青海省のゴルムドから西蔵自治区(これを日本で「チベット自治区」と言っている)のラサまでの鉄道であるから、青海の青と西蔵の蔵を組み合わせてこのように呼ぶのである。
 ただし本来の西蔵鉄道の計画は、一九五七年に毛沢東が唱えて、青海省の省都西寧からラサまでの千九百五十六㎞であり、八十四年に西寧からゴルムドまで八百十四㎞が完成したが、その後中断していた。2001年に工事を再開して昨年十月十五日に完成し、今年の開業に至ったのである。

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シナ人による日本侵略の三段階論

【ほぼ完成した第一段階の精神侵略】

シナ人による日本に対する侵略には、三つの段階があると私は考えている。それは第一段階が精神的侵略すなわち間接侵略であり、第三段階が軍事的侵略すなわち直接侵略であるが、その中間に第二段階として人口侵略を想定すべきであると考えるからである。

 以下本稿では、現時点において第一段階はほぼ完成し、今後第二段階が本格化すると判断する私に見解を、なるべく簡略に説明することにしたい。

 本年はシナ人による日本に対する精神侵略が一応完成した記念すべき年でる中共による対日精神侵略は、国交成立以前は共産党・社会党の左翼勢力、マスコミ、友好商社などを利用し、さらに公明党・自民党も取り込んで、1972年の日中国交成立に至った。この時の田中角栄という外交音痴拙速人間を騙して、日中共同声に歴史問題を盛り込んでおいた。そして、10年後侵略を進出に書き直したという、捏造されたデマによる第一次教科書事件で、それを爆発させることにより、近隣諸国条項を獲得した。さらに4年後、新編日本史の第二次教科書事件と靖国神社参拝問題で、腰抜けナショナリスト・中曽根康弘を屈服させ、日本人の民族的自尊心を抑圧・抹殺する戦略を強化し、以後ずっと対日精神攻撃を拡大・続行してきたのである。

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シナ人よ、お前こそ侵略現行犯だ!

月刊日本 2005年6月号

1、歴史問題の本質

 今回の反日暴動の原因として中共政府が挙げているのが、日本の歴史問題だが、この日本の歴史問題の本質が、我が国では殆ど正確に理解されていないので、まずこれについて説明しておきたい。この歴史問題とは根本的に、シナ人・朝鮮人による、日本人に対する、差別・偏見・迫害であり、最悪の精神的いじめである。そして意図的に仕掛けられた、情報戦・思想戦である。日本では保守派の中でさえ、シナ人は靖国神社を誤解していると無邪気に考える人々がいるようだが、誤解などしておらず、わざわざ曲解して攻撃材料にしているだけであり、つまり暴力団の難癖・因縁と全く異なる所がない。

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台湾侵略の次は日本標的

國民新聞 平成十七年九月二十五日

 最近、露骨なまでに明確になった、日本の運命にも深く関わる重大な外向的環境の変化として、中共とロシアの癒着・結託・野合がある。それは本年の六月から七月にかけて、特に七月上旬に急速に明らかにされたものである。まずその一連の動きを、時系列で述べてみよう。

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外国人参政権問題の本命はシナ人だ

國民新聞 平成十七年四月二十五日

 永住外国人に地方参政権を付与するという外国人参政権問題は、かなり以前にしきりに取り上げられていたが、一時期下火になっていた。ところが最近再び問題化しているようである。この外国人参政権については、在日韓国人がもっぱら主張していることから、朝鮮人の問題と理解されているのが大方だが、本当にそうなのだろうか。日本における外国人問題は、結局シナ人問題に行き着くのではないかというのが、私の基本的な考えである。

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シナ人のデタラメ歴史観

國民新聞 平成十六年十二月二十五日

 『中国人の歴史観』という本を読んで、その内容の悪質さに一驚した。この本は今から五年前に文藝春秋社の文春新書として出版されたもので、著者は劉傑という一九六二年生まれのシナ人で、近代の日支関係史を専攻する早稲田大学の助教授(現在は教授らしい)である。

 本書は二百三十頁の分量があるのだが、著者の言いたいことの核心は、目次より前の「はじめ」の部分(九頁)に既に書いてあった。それはこうである。

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日本人を敵視するシナ人を敵視せよ

國民新聞 平成十六年十月二十五日

 アジア杯サッカーでシナ人の反日暴動が起きて、いまさら驚いている人間がいることに私は驚いている。シナの反日と言うよりも虐日の動きは、最近でも西安寸劇事件、珠海売春事件、尖閣不法上陸事件など枚挙にいとまのないほど起こされているのであり、予想しない方が間抜けなのである。

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シナ人がたくらむ日本侵略・日本人絶滅

畠奈津子 著 『百人斬り 報道を斬る』 平成16年(2004年)9月所収

【歴史問題の本質】

 現在、日本の歴史認識に関する問題が外国から追求され、教科書改訂や靖国参拝の際に紛糾し、南京事件・慰安婦など多様な個別問題が繰り返し取り上げられている。その目的とするところは、敗戦直後の東京裁判の目的と同一で、結局日本人の自尊心を破壊して、精神的負い目を感じさせ続け、精神的劣者の状態に貶めておくことにある。ただし当時はアメリカがやっていたのだが、今は専らシナ人・朝鮮人がこれを積極的に利用していると言う点に違いがある。したがって個人の場合で言えば、それは「いじめ」であり、偏見・差別・迫害なのである。歴史問題はそれを民族・国家的規模に拡大したものに過ぎない。つまり歴史問題の本質とは、日本に対するシナ人・朝鮮人による国際的いじめ、国際的偏見・差別・迫害だと明確に断言することができる。しかもその精神的恐喝によって、数年前、名古屋市緑区扇台中学校の中学生が5400万円脅し取られたように、対中ODAに代表される各種の膨大な経済的損失も蒙っている。我々日本人こそ、歴史問題におけるとてつもない被害者なのである。

 

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こうして日本は滅亡する

東京財団『日本人のちから』第9号 特集・洞察力 
平成16年(2004)6月

 

「シナ侵略主義」の論理と行方

 今のまま日本人が民族意識を覚醒しなければ、遠からず日本に対するシナ人の間接侵略は完成して、日本人は完璧にシナ人の精神的奴隷化する。その後アメリカが衰退して、日本から軍隊を撤退させれば、シナ人は日本を「中華民国」に編入して、軍隊を日本に送り込み、日本は「中国」に併合されて、シナ人の日本に対する直接侵略も完成する。さらに大量のシナ人が流入して、結局日本民族は消滅するだろう。

 約10年前、ソ連が解体して10数ヶ国が独立した。民族の自決・民族の独立は世界史の基本的潮流である。その中で中央アジアの5カ国は、トルコ系イスラム教徒の国々である。しかしこれと歴史的・文化的に全く同一の存在である中華人民共和国(中共)の、新彊ウイグル自治区(東トルキスタン)は独立できていない。モンゴルは北部だけが独立し、南部は中共に併合された、変則的分断国家である。1000年以上の歴史を有する独立国・チベットも、シナ人に侵略されたままである。

 すなわち現実を客観的に見れば、中共は侵略国家であり、シナ人は侵略現行犯民族である。ところがこの極めて単純明快な事実を、今の日本人は全く理解しようとしない。中共の現実に対しては、この侵略問題だけでなく、人権侵害超大国、環境破壊超大国であると言う明確な事実にも、完全に盲目になっている。まさに見ざる・言わざる・聞かざる状態である。そこで私はこの状態を、孫文の三民主義、大隈重信の対支21ケ条要求に倣って、現代日本の「対シナ三猿主義」と呼ぶことにしている。

 ところで近年欧米諸国でも、中共に対する人権批判はとみにトーン・ダウンしている。またチベット独立支援の動きも、チベット側の問題もあって低迷状態である。ここに欧米諸国の自由主義・人権主義の欺瞞性が露呈しているのだが、欧米諸国にとってはアジアのことは、所詮他人事なのである。

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シナ人は侵略を止めよ、厳命する!対シナ三猿主義(見ざる・言わざる・聞かざる)を脱却しよう

『アイデンティティ』第8号 平成16年6月1日

 現在、冷戦体制が崩壊したと安易に言われるが、それは少し考えれば分かるが明らかなウソである。日本の周辺地帯であるアジア東部には、中共・北朝鮮・ベトナムと言う共産主義国が、今も厳然と存在しているではないか。

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中国・中華は侵略用語である ― シナ侵略主義の論理構造 ―

財団法人・日本学協会『日本』 平成16年(2004)2月号

1、はじめに

現在の日本では、「シナ(支那)と言う言葉は蔑称であり差別語であると理解され、そのかわりに「中国」と言わなければならないことになっている。しかし「チャンコロ」と言うのは蔑称であろうが、シナは蔑称でもなんでもなく、戦前は公的に広く使用されていたし、現に東シナ海やインドシナなど地名として堂々と使用されている。シナ蔑称説は、意図的に作り上げられた神話・妄説に過ぎない。反対に中国あるいは中華と言う表現こそ、シナ人の他民族に対する侵略行為を正当化する侵略用語であり、真に犯罪的な言葉なのである。以下、本稿においてその理由を、できるだけ簡明に説明することにしたい。

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チベット女性を見殺しにする「女性国際戦犯法廷」の非情

『正論』平成十三年(二〇〇一)六月号

お座なりのセレモニー

 いわゆる「女性国際戦犯法廷」(正式なフルネームは、「日本軍性奴隷制を裁く女性国際戦犯法廷」)なる奇怪な裁判劇が、昨年十二月八日から同十二日迄、東京の九段会館を中心に開催された。この催しについては、すでに本誌その他で何度か取り上げられ、またこの「法廷」を素材にしたNHK教育テレビの放送問題としても論及されている。

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中華民族は侵略する

<中華思想に潜む危険性に日本人はあまりに無防備だ>
『ボイス』平成6年5月号

 

「すべての民族は中華民族だ」

「中華思想」という言葉がある。それはふつうシナ人の自民族中心主義的考え方、すなわち英語でいう「エスノセントリズム」のことだとされ、また自民族中心主義を表わす普通名詞にもなっている。自民族中心主義は、どこの地域どの時代にも見られる普遍的現象であるが、シナ人のそれは自己を中華と誇り、他を夷狄とさげすむ強固な文化的差別意識である。

 しかし現実におけるシナ人の中華思想の本質は、けっしてそんな生易しいものではない。それは他民族に対するシナ人の侵略を現実化する論理であり、さらなる侵略を予告している侵略の哲学なのである。本稿の目的は、日本人がまったく見逃しているこの冷厳な事実を、できるだけ簡明かつ具体的に説明することにある。

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偽善に酔い痴れる日本人 -虚妄なる歴史の反省-

國民會館叢書6(平成5年3月20日)

は じ め に
  國民會舘という存在は、申し訳ありませんが私は寡聞にして存じ上げませんでした。かなり古くから伝統のある、鐘紡の武藤さんがお始めになった会で、活発に月に何回も講演会を開いていらっしゃると伺いまして、大変、御立派な御事業を続けていらっしゃると感服した次第です。

 本日、皆様に私が申し上げたいことは、表題にありますように、日本の心の問題です。日本人の現在の心の問題について普通に言われていることは、全く逆なのではないか、倒錯しているのではないか、と私は考えております。間違っていることが正しいとされて、正しいことが間違っているとされるという、全く逆転した倒錯した心理状態に日本人は置かれているのだということを、私なりに説明したいと思います。

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また「中国」で歪められた 「朝日」のチベット報道

『諸君!』平成二年(一九九〇)一月号

チベット寺院の破壊は文革以前、中共軍によることは明らかである。
それにあえて触れない朝日の、例によって中国のお先棒かつぎ――。

 十月五日、ノルウェーのノーベル平和賞委員会から、本年度(一九八九年)のノーベル平和賞が、チベットの政教両面にわたる指導者、ダライ・ラマ十四世に授与されることが発表された。本年度の候補者には、レーガン前米大統領、ゴルバチョフソ連書記長、それに南アフリカの反アパルトヘイト運動のリーダーで現在獄中にある、ネルソン・マンディラ氏も含まれていたというから、ダライ・ラマ法王の非暴力の思想が、いかに高く評価されたかが分かる。これによってチベットの人々の民族自決の運動が、世界的な支持を獲得したことは明らかである。その証拠に中華人民共和国政府は大きな衝撃を受け、十二月十日に行われる授賞式への国王の出席を中止するよう、ノルウェー政府に圧力をかけるという、極めて非礼な行為に出ている。

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