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2015年5月 Archive

東京裁判史観を容認した安倍政権

『月刊日本』2015年6月号 羅針盤 2015年5月22日

今年は戦後七十年ということで、安倍首相の七十年談話なるものが注目されていたが、八月にならずしてこの問題はすでに完全に決着した。歴史認識問題において、バンドン会議とそれに続く、アメリカ上下両院会議での演説に、安倍首相の見解は明確に示されたからである。

アメリカ議会の演説では、「戦後の日本は、先の大戦に対する痛切な反省を胸に、歩みを刻みました。自らの行いが、アジア諸国民に苦しみを与えた事実から目をそむけてはならない。これらの点についての思いは、歴代総理と全く変わるものではありません」と述べた。東京裁判史観の容認であり、戦後七十年も経つのに、日本罪悪史観が完璧に再構築されたことを意味している。

戦後レジームからの脱却を唱えたご本人が、戦後の「精神的レジーム」そのものである東京裁判史観を、その本家本元であるアメリカの議会において、無残に確認させられたわけであり、この事実は極めて重要である。日本は戦後の精神的復興に、完全に失敗したのだ。

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また「中国」で歪められた 「朝日」のチベット報道

ブログ管理者から

酒井信彦先生に過去に発表された論考を掲載するにあたり、訂正並びに補足の必要などを伺った。それに対し、下記のお答えを頂いたので、一連の論考をそのままに順次掲載していきます。

「私の論考については、付け足しや補足は必要ありません。中味については、今でも十分通用すると思いますし、客観的状況としては、ずっと悪くなっているのであり、遥かに理解しやすくなっているはずですから」(酒井信彦)

 

また「中国」で歪められた  「朝日」のチベット報道   酒井信彦
『諸君!』平成2年(1990)一月号
チベット寺院の破壊は文革以前、中共軍によることは明らかである。
それにあえて触れない朝日の、例によって中国のお先棒かつぎ-。

十月五日、ノルウェーのノーベル平和賞委員会から、本年度(一九八九年)のノーベル平和賞が、チベットの政教両面のわたる指導者、ダライ・ラマ十四世に授与されることが発表された。本年度の候補者にはレーガン前大統領、ゴルバチョフソ連書記長、それに南アフリカの反アパルトヘイト運動のリーダーで現在獄中にある、ネルソン・マンディラ氏も含まれていたというから、ダライ・ラマ法王の非暴力の思想が、いかに高く評価されたかが分かる。これによってチベットの人々の民族自決の運動が、世界的な支持を獲得したことは明らかである。その証拠に中華人民共和国政府は大きな衝撃を受け、十二月十日に行われる授賞式への国王の出席を中止するよう、ノルウェー政府に圧力をかけるという、極めて非礼な行為に出ている。

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朝日新聞研究Ⅳ

※2月18日に投稿した『朝日新聞研究Ⅳ-①』の後続記事をまとめ投稿しました。

『朝日新聞研究』(酒井信彦)Ⅳ
平成27年2月17日~22日(全5回) 産経新聞『夕刊フジ』連載記事
№① 朝日の「イスラム国」デモ報道に違和感 「憲法守れ」メッセージボード (2015.02.17)
№② ヘイトスピーチと慰安婦報道 憎悪表現で損なわれた国益は大きい (2015.02.18)
№③ 中韓が利用する「日独の歴史問題」比較 「虐日日本人」の存在 (2015.02.19)
№④ 投書欄「声」に掲載された「水鉄砲禁止教育」 選定の思惑 (2015.02.20)
№⑤ 朝日コラムで特攻隊とテロを同一視 知られざる題字の意味 (2015.02.22)

※リンク先をクリック

 

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