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シナ人よ、お前こそ侵略現行犯だ!

月刊日本 2005年6月号

1、歴史問題の本質

 今回の反日暴動の原因として中共政府が挙げているのが、日本の歴史問題だが、この日本の歴史問題の本質が、我が国では殆ど正確に理解されていないので、まずこれについて説明しておきたい。この歴史問題とは根本的に、シナ人・朝鮮人による、日本人に対する、差別・偏見・迫害であり、最悪の精神的いじめである。そして意図的に仕掛けられた、情報戦・思想戦である。日本では保守派の中でさえ、シナ人は靖国神社を誤解していると無邪気に考える人々がいるようだが、誤解などしておらず、わざわざ曲解して攻撃材料にしているだけであり、つまり暴力団の難癖・因縁と全く異なる所がない。

 歴史問題の淵源は、東京裁判史観にあるが、それを今日最大限に活用しているのが、シナ人・朝鮮人で、その目的とするところは、結局日本人にいつまでも歴史的前科者の烙印を押し続けることで、日本を道徳的な劣者の位置に貶め、日本人に負い目を負わせ続け、日本を最大限に利用することにある。この基本方針は、日中国交成立以来、中共政府の一貫した政策であった。すなわち日中共同声明に歴史問題を埋め込んでおいて、82年の教科書事件で爆発させたのである。それが愚劣きわまる近隣諸国条項を引き出す成功を収めたため、以後味を占めて次々に靖国問題など歴史問題を利用するようになった。


 一方日本政府は、日本国内の売国・虐日勢力の存在もあって、中共の外交攻勢に卑屈に屈服し続けた。つまり情報戦・思想戦に完敗したのである。ここに日本があらゆる意味で中共に頭が上がらない、精神的隷属状態が成立したのである。例えば現在の日本では、人権や環境が大事だと言いながら、中共が人権侵害超大国であり、環境破壊超大国であるという事実を全く直視しようとしない。私はこれを、見ざる言わざる聞かざるの「対シナ三猿主義」と言っている。


2、中共政府の狙い

では今回の中共政府による反日暴動の狙いは何か。それは近年、歴史教科書での正常化運動、それに小泉首相による靖国参拝など、日本で出て来ている精神回復の動きに対処することにあったと思われる。そのために悪辣な中共の支配者は2つのやり方を構想したと、私は考える。1つは暴力による脅し、もう1つが国際問題化である。


 まず暴力による日本に対する脅しとして、中共の得意とする大衆扇動の方法がとられた。すなわち文革方式である。今回の官製反日暴動は、「反日文革」と言うべきものであり、動員された若者達は「反日紅衛兵」と呼ぶべきである。この方式はすでに昨年のアジア杯サッカーの時に明確化していたものを(更にその前に、西安寸劇事件など)、一層大規模な形で展開したのである。そして日本の公館を襲撃し、日本料理店などを破壊し、日本人を傷つけた。言葉による脅しが通じないと、今度は暴力を振るうのは、まさに暴力団のやり口である。中共は暴力団国家だと言っても、過言ではない。


 今回の官製反日暴動では、警察がデモを規制しないだけでなく、その取材がかなり自由に行われていたことに注目すべきである。これはこのデモを日本だけでなく世界中に見せることが重要な目的だったからである。歴史の被害者振りを世界にアピールすることによって、今までは日本と中韓両国の問題であった日本の歴史問題を、国際問題に仕立て上げる意図の下に計画されたのである。さらにアメリカの在外シナ人が、これに呼応したデモを行ったのである。


3、日本の対応 政府と民間

 さて小泉首相を中心とする日本政府の、官製反日運動への対応はどうだったか。一言で言ってそれは、愚劣・卑屈、醜態をきわめる最悪の白痴外交であった。これだけ侮辱されながら、ホイホイと外相会談を行い、さらに首脳会談を行い、さらに首脳まで行った。外相会談では謝罪を拒否され、首脳会談では謝罪・補償すら要求しなかった。それだけではない。最悪の行為は、アジア・アフリカ会議と言う国際会議の場で、わざわざ謝罪発言を行ったことである。これで歴史問題は、日本と中韓など2国間の問題でなく、正式に国際問題になってしまったのである。これは明らかに小泉が犯した、この上ない大罪と言わなければならない。殴られたほうが謝っているのだから、これ程愚劣な外交はない。中共の官製暴力こそ、国際会議の場で問題にしなければならなかったのである。シナ人の傲慢を少しでも糺し、日本の奴隷外交を立て直す絶好の機会を、自ら潰しているのである。


 またマスコミの一連の報道も異常だった。それは日本がシナ人から一方的に不当な攻撃を受けているのに、報道態度はあくまでも他人事であるかのように終始していた。そこに日本人としての誇りも気概も、要するに民族意識がまるでない。中共政府の思惑通り報道であった。官製暴動を、若者の自主的な行動であり、取り締まったためにデモは起きなかったとするのは、正に噴飯ものである。官製暴動だから、初めから完璧に政府に統制されているのである。


 さらに日本の民族派・保守派の動きも極めて鈍かった。こういう機会にこそ、シナ人に対する怒りを、大々的に表明しなければならないのに、その行動は微弱であったと言わざるを得ない。日本人は民族派・保守派の多くも、怒ることを忘れている。


 昨年1月10日の産経新聞に、馬立誠らの対日新思考を批判したウルトラ・ナショナリスト・南開大学国際問題研究院院長・張叡壮の発言が載っている。「憤怒を忘れた民族は、結局弱者として虐げられるのだ」。この言葉こそ、現在の日本人に100%当てはまる、日本の現実をまざまざと表現した言葉である。


 要するに今回の中共政府の官製反日暴動は、またしても大成功を収めたと言える。日本は暴力による脅しに、極めて脆弱なことを、全世界に暴露された。中共における日本企業及び在留邦人は、完璧にシナ人の人質となった。シナ人による日本への精神侵略は完成状態に至ったと言える。


4、シナ人の究極の狙い

 シナ人が歴史問題を武器に、日本を精神的に侵略する目的は、日本を最大限に利用・活用することにあったが、その目的はすでに完成状態に在ると言える。ただしシナ人にはさらにその先に究極的な目的があると、私は考える。それこそ日本そのものの侵略・併合である。現在は、シナ人の日本侵略など杞憂だ、荒唐無稽だと考える日本人が、保守派の中でさえ多数であろうが、それは明らかに間違っている。なぜなら、私が常々主張しているように、中共は現実の侵略国家であり、シナ人は侵略現行犯民族である。中共の領土の半分以上は、モンゴル・ウィグル・チベット三民族の土地を、侵略・併合したものである。日本は過去を反省していないから、また同じ過ちを犯すに違いないと言われているくらいだから、侵略国家がさらなる侵略に乗り出すことは、必然中の必然である。より明確な理由を挙げれば、シナ人は世界支配を目指しており、そのためには太平洋を支配しなければ鳴らず、太平洋を支配するには日本列島を手に入れなければならない。中共政府がしばしば「我々は覇権を求めない」と言うのは、心の底から求めていることの逆証明である。


 ただし直接的軍事的侵略の以前に、2つの侵略段階があるであろう。1つは精神的侵略であり、もう1つが人間的侵略である。精神的侵略は、すでに完成間近である。人間的侵略とは、シナ人が日本列島にやって来て、居座ることである。これはすでに現在進行中で、今後ますます活発になる。そして日本に居座ったシナ人は、あらゆる意味で日本人を迫害しまくるであろう。戦後の第三国人的な問題が、必ず大量発生するに違いない。


 そしてアメリカが衰退し日本から軍隊を撤退させれば、シナ人の軍隊が必ずやって来る。精神的に去勢された日本民族に、それを阻止する力はない。朝日・岩波的虐日日本人は、かえって大歓迎するに違いない。


5、反撃の具体的方策

 我々は早急に日本の殆ど死滅した民族意識を蘇生しなければならない。それには敵をしっかりと認識し、それと徹底的に戦わなければならない。敵は勿論、日本を精神的に侵略し、究極に軍事敵にも侵略せんとしているシナ人である。戦うと言っても、別に鉄砲を撃つわけではない。現在精神的に完敗しているのだから、言論と行動による情報戦・思想戦における反撃である。


 ではどう反撃したら良いか。一発逆転、起死回生の方策はあるのだ。実はそれは極めて簡単なことなのである。シナ人は歴史問題を武器に、日本人を攻撃して来ている。歴史問題とは結局侵略問題である。そして中共は現実の侵略国家、シナ人は侵略現行犯民族なのであるから、侵略問題を武器として、シナ人に反撃すれば良いのである。こんな簡単な事に気が付かないほど、現在の日本民族は正気を失った、「騙され切った猿」状態に成っているのである。


 シナ人が日本人に対して投げ付ける罵詈雑言は、彼ら自身にこそ何倍も当てはまる。彼らは天に向かって唾しているのである。したがってそれをそのまま熨斗をつけて、彼らに投げ返してやるのである。しかも彼らの侵略は、現行犯であるから、その侵略の大罪を、正面切って厳しく糾弾すれば良いのである。具体的にはシナ人に向かって、「シナ人よ、お前こそ侵略現行犯だ。シナ人は侵略を止めろ。厳命する」と、事あるごとに執念深く言いつのるのである。


 この行動は、本来政治家や官僚がやるべき事なのだが、現在の腰抜けの政治家・官僚には出来る訳がない。それ以前に自由な立場の学者やジャーナリストがやるべきだが、シナ人の走狗に成り果てた手合いには、全く不可能である。そこで我々民族精神を残存している有志が立ち上がらなければならない。我々は、虐日洗脳教育でウソばかり教えられて来たシナ人に、歴史の真実を教育する運動を展開しなければならない。それは同時に、日本人を精神奴隷状態から解放する、奴隷解放運動である。


 しかもそれは日本だけの問題ではない。世界の歴史を変革する運動につながっている。現代世界の解決すべき最大の課題は、テロ問題などではない。中共の解体・民主化こそ、最大の課題である。10数年前、ソ連は解体・民主化したのに、悪の帝国・中共はぬけぬけとのさばり返り、日本人を「反省しろ謝罪しろ」と恐喝し、暴力まで振るうようになった。こんなデタラメがまかり通る、ウソとごまかしに満ち満ちた、腐り切った世界は、変革されなければならない。我々日本民族は、この変革運動の先頭にたつのだ。仰圧され虐げられている者が、新しい世界を拓くのだ。

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