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2004年12月 Archive

シナ人のデタラメ歴史観

國民新聞 平成十六年十二月二十五日

 『中国人の歴史観』という本を読んで、その内容の悪質さに一驚した。この本は今から五年前に文藝春秋社の文春新書として出版されたもので、著者は劉傑という一九六二年生まれのシナ人で、近代の日支関係史を専攻する早稲田大学の助教授(現在は教授らしい)である。

 本書は二百三十頁の分量があるのだが、著者の言いたいことの核心は、目次より前の「はじめ」の部分(九頁)に既に書いてあった。それはこうである。

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十字架こそ、侵略のシンボルだ

【アイデンティティ 第11号平成16年12月1日】

【日の丸とユニオンジャックどちらが侵略的か】

 現在の日本においては、国旗日の丸に対する凄まじいまでの偏見・差別・迫害がある。左翼教師など虐日日本人が「日の丸は侵略に使われた旗だから、教育の場にそぐわない」と掲揚に反対する。

 しかしこの反対理由こそ全くの屁理屈、無茶苦茶な論理であることは世界史を少し考えればすぐに分かる。例えばイギリスは最大の植民地を領有した国家であり、それを大英帝国と言った。その面積は世界の約4分の1、3300万平方kmであった。したがってイギリス国旗は、世界中で侵略のために最も利用された国旗であることは間違いない。しかしそのためにイギリス国旗を改変すべきだと言った話は聞いたことがない。日の丸有罪論こそダブル・スタンダードを通り越して、驚くべき本末転倒の妄論である。

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