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2006年8月 Archive
主権回復を目指す会の目的
- 2006年8月10日 20:27
- 過去論文集
【なぜ今が主権回復なのか】
本会の名称を「主権回復を目指す」とすることは、日本の現状を「主権の喪失」状態だと認識するからである。戦後、軍事的主権は完全に喪失したままなのは明らかだが、それでも私が記憶する限り、以前は日本人自身がもっと主体性を持っていたと思われてならない。それがこの二、三十年の間に、急速に駄目になってきたのである。教科書問題で教育主権が奪われ、日米経済交渉で経済主権も完全に喪失した。教科書問題の発端は、1982年の第一次教科書事件であり、対米経済従属・屈服は、1985年のプラザ合意から始まっている。これは時期的に、戦前を良く知る明治生まれの世代が退場し、戦後教育が完全に染み透ったことと対応しているだろう。
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