Home > Archives > 2011年12月 Archive
2011年12月 Archive
歴史は勧善懲悪劇ではない
- 2011年12月29日 14:28
- 月刊日本 羅針盤
『月刊日本』2012年1月号 羅針盤 2011年12月22日
十二月八日が、真珠湾攻撃から七十年に当たるということで、何かと第二次大戦の回顧が行われている。ところで第二次大戦は、自由主義によるファシズムの打倒の戦いであると、性格づけられている。正義の戦争と言うことであり、善が悪を倒したという基本的な図式になっている。つまりこれは時代劇の作り方とそっくりであることが分かる。映画やテレビで見られる時代劇は、「勧善懲悪ドラマ」と言われる。したがって東京裁判史観は、「勧善懲悪ドラマ的歴史観」と呼ぶことができる。- Comments (Close): 0
- TrackBack (Close): 0
トンデモ国家・北朝鮮を存続させている国際構造
- 2011年12月23日 00:10
- 時評
北朝鮮の金正日総書記が、12月17日に急死し、それが19日に公表された。たちまち日本でも大騒ぎになって、マスコミは新聞もテレビも大報道に明け暮れている。しかし私には、それほどの大事件とも思われない。そもそも金正日は、国民の命を軽んずる我がまま男かも知れないが、強力な独裁者なのであろうか。その父親・金日成ですら、本物の独裁者、ヒトラー・スターリン・毛沢東などには、遥かに及ばない存在であったのだから、金正日などさしたる独裁者ではないであろう。
- Comments (Close): 0
- TrackBack (Close): 0
講演会「シナ人がちっとも守らない孔子の教え」
- 2011年12月 8日 23:42
- お知らせ
<日本ナショナリズム研究所講演会>
演題「シナ人がちっとも守らない孔子の教え」
講師:酒井信彦
(元東京大学教授 日本ナショナリズム研究所所長)
- Comments (Close): 0
- TrackBack (Close): 0
ブラジル日系人の現実が予告する日本の未来
- 2011年12月 6日 21:48
- 時評
産経新聞に「希望大国 ブラジル」と題する、ブラジルを取り上げたシリーズの記事がある。各部ごとに数回ずつ断続的に掲載されて来て、最近の第6部で終了するという。その第6部は11月29日から、12月5日まで5回に渡り、標題に「日伯の懸け橋」とあるように、ブラジルの日系人についてである。
その第一回目の内容は、なかなか衝撃的であった。世界中で日系人は300万人いて、その半分の150万人を占めるのが、ブラジル日系人であるというから、最大規模でかつ典型的な日系人社会であるといえる。ただしそのブラジル日系人社会に、現在大きな変化が起こっている。それは端的にいってしまえば、日系人社会の崩壊である。
その第一回目の内容は、なかなか衝撃的であった。世界中で日系人は300万人いて、その半分の150万人を占めるのが、ブラジル日系人であるというから、最大規模でかつ典型的な日系人社会であるといえる。ただしそのブラジル日系人社会に、現在大きな変化が起こっている。それは端的にいってしまえば、日系人社会の崩壊である。
- Comments (Close): 0
- TrackBack (Close): 0