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2017年5月 Archive

日本に「言論弾圧国家」の汚名を着せる朝日新聞

『月刊日本』2017年6月号 羅針盤 2017年5月22日

朝日新聞は、阪神支局襲撃事件から30年ということで、大々的に報道し、4月26日には16面・17面の二ページすべてを使って取り上げた。また5月2日には長文の社説、「阪神支局襲撃30年 覚悟をもって喋る 明日も」を掲載した。

この社説のポイントは、「事件を過去のことと考えることはできない。排外的な社会の空気は強まり、『反日』という言葉は一般化しつつある」と、この30年前の襲撃事件を、日本の現状と強引に結びつけようとすることにある。その現状の具体例として、朝日の慰安婦報道に関わった記者への批判や、例のヘイト・スピーチが示される。さらに「異論を排除する、すさんだ言葉の横行は、安倍政権の姿勢と無縁ではなかろう」と、安倍政権批判への持って行き、自民党議員の勉強会での発言や、高市発言を例としてあげる。

また自己の主張を裏付ける証拠として、例の国境なき記者団の「報道の自由度ランキング」を持ち出して、「日本はことし、180カ国・地域のうち前年と同じ72位。主要7カ国(G7)で最下位となった。10年には11位だったが、昨年まで年々順位を下げた」と指摘する。日本人は外国からの批判に弱いから、外国の目を積極的に利用するわけだ。

それに続けて、「特定秘密保護法の成立や、審議が進む『共謀罪』法案、防衛省の情報隠蔽疑惑など、政権がすすめる政策やふるまいには、国民の『知る権利』を脅かしかねないものが目につく」と、安倍政権の政策を直接的に批判する。

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【新聞に喝!】朝日は「宗教的な執念」、産経は「反日思想?」 あまりに不可解な寺社への液体テロ

【新聞に喝!】産経新聞 2017.4.30 10:24

朝日は「宗教的な執念」、産経は「反日思想?」 あまりに不可解な寺社への液体テロ
元東京大学史料編纂所教授・酒井信彦

http://www.sankei.com/column/news/170430/clm1704300007-n1.html

 

液体のようなものがまかれた跡が残る重文の橋殿=9日午後、京都市左京区の下鴨神社(北崎諒子撮影)

4月上旬、下鴨神社、金峯山寺、首里城、明治神宮などで、次々と日本を代表する文化財である神社や寺院の建築物に、わざわざ液体をかけて汚染する犯罪が頻発した。容疑者は同月13日に警視庁から公表され、14日の新聞で報道された。

中国人の中年の2人組の女で、朴今玉、朴善愛−と実名も明らかにされ、建造物損壊と器物損壊容疑で逮捕状が出された。しかし、その2人が国外に出た後だったという。

この容疑者が判明する以前の段階で、個別の事件の報道ではなく、一連の事件の背景を探った総括的な記事が、4月6日の産経、7日の朝日、8日の読売に出ている。各紙が背景を探る場合に参考としたのは、2年前に連続的に起きた同種の事件であり、詳しく言及している。

それは奈良県の東大寺や千葉県成田市の新勝寺などで連続的に、油のような液体が建物にまかれた事件である。この時も犯人は特定されて、千葉県警は香取神宮の件をもとに、建造物損壊容疑で、日本国籍で米国在住の50代の医師の男の逮捕状を取っているが、男は出国したままである。

これらの記事で注目されたのは、産経と朝日の犯人像に関する論調の相違であった。産経が「反日思想?」と反日の要素を重視しているのに対して、朝日は「『宗教的な執念』か」と宗教的要素に注目しているからである。

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