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2021年3月 Archive

日米主流メディアの腐敗と堕落

『月刊日本』2021年4月号  酒井信彦の偽善主義を斬る    2021年3月22日

 今回のアメリカ大統領選挙に関連して、1月6日のアメリカ議事堂への乱入事件をもって、アメリカの民主主義が大きく傷ついたかのような言説が、日本でも盛んであるが、本当にそうだろうか。

 この事件はトランプ大統領の煽動によって引き起されたとされるが、そうだとしても一番の疑問は、なぜ「暴徒」がやすやすと侵入できたかである。客観的な状況から言って、警備を意図的に緩めていたと考えても、まったく不思議ではない。

 またこの事件で数人もの犠牲者が出ている。しかしこの犠牲者について、ほとんどと言って良いほど報道はない。一人は警官で、この警官については慰霊式が行われたが、他の人間はトランプ側なのであろう。したがって詳しい情報は、意図的に出さないのである。このうち一人は女性で、明白に警察の銃撃で殺されたのだが、初期に簡単に報道されただけである。

 例のミネアポリスの、警官の警備で窒息死した黒人男性については、その名前はもちろん現場の映像まで、何度も繰り返して報道されたのと、なんという違いであろうか。「暴徒」であろうとなろうと、犠牲者に関して客観的な報道が行われるべきだが、まったく隠蔽されてしまった。

 黒人の事件の場合は、それによって人種差別反対運動が、「ブラック・ライブズ・マター」として異常に盛り上がって、数々のそれこそ本格的な暴動が発生して、甚大な被害を与えたのだが、こちらの暴動の方は全く問題にしない。甚だしいダブルスタンダードを通り越した、巨大なデタラメであると言って良い。

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習近平によるバイオテロ

『月刊日本』2021年3月号 酒井信彦の偽善主義を斬る   2021年2月22日

 1月末から、やっとWHOの調査団が武漢で調査を始めている。メディアはそれによって発生源が判明するかもしれないと報道しているが。判明するようなことは、絶対にあるはずがない。そこでメディアも中国側の対応次第だと、お茶を濁しているわけである。

 そもそもコロナウイルス問題の、この一年間の経緯を客観的に振り返ってみれば、WHOは完璧に中国側の支配下に置かれてきたことは、あまりにも明らかである。去年の1月23日、中国は1000万人都市武漢を封鎖したが、この時同時にスイスのWHO本部では、緊急事態宣言を出すべきか否かを協議していた。しかし22日の会議でも翌23日の会議でも、意見はかなり対立していたが、結局両日とも見送られた。

 原因は武漢封鎖が断行されていたにもかかわらず、中国側が強行に反対したからである。その理由は緊急事態宣言に基づいて、中国との人や物の移動を規制する勧告が行われると、中国の経済に大打撃を与え、中国の威信が傷つくからであった。なおこの時、委員会の委員長がフランス人であったので、習近平はフランスのマクロン大統領と電話会談して、配慮を求めた。結局、WHOによる緊急事態宣言は、1月30日になってやっと出されることになった。

 ただし、ここで驚くべき犯罪的な宣言が出されたのである。それは宣言が出されたのは出されたのであるが、中国が恐れていた人と物の移動を規制する勧告は、なされたかったのである。つまり緊急事態宣言は、まったくの骨抜きだったのである。この直前1月28には、テドロスは習近平に呼びつけられて北京に行き、習と会談しているから、習から命令された結果であることは、疑問の余地がない。以上の事実は、朝日新聞が1か月後の去年2月23日に報じているが、雑誌『Hanada』4月号に載った遠藤誉論文によると、電話会談の相手はドイツのメルケル首相も含まれていた。

 したがって、この宣言以後も中国からの春節観光客は、世界中に出て行って、コロナウイルスをまき散らした。WHOがパンディミック宣言を出したのは、さらにずっと後の3月11日であり、習近平が封鎖後初めて武漢を訪れた、3月10の翌日であったのは、中国をパンディミックの地としないための、あまりにも露骨なやり方であった。

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