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2015年2月 Archive
日本の白痴化を証明した人質殺害事件
- 2015年2月24日 17:26
- 月刊日本 羅針盤
『月刊日本』2015年3月号 羅針盤 2015年2月22日
「イスラム国」による日本人人質拘束、次いで殺害事件で、文字通りの大騒ぎになった。新聞は連日この問題だけで、何ページもの紙面を埋め尽くした。テレビ特に民放は報道番組と、ワイドショー番組で、イスラム国制作の、オレンジ色の囚人服を着せられた人質映像を、繰り返し大量に垂れ流した。
しかし今回の事件は、これほど大騒ぎするほどの事件であったとは、とても考えられない。アルジェリアで、イスラム系の武装組織により、プラント建設会社「日揮」の社員が十人も殺害されたのは、わずかに二年前のことに過ぎないが、すっかり忘れてしまっているようである。とりわけ中東地域で、イスラム武装集団による危険が存在することは、余りにも自明なことであり、今回の被害者は二人とも自らの意志で、わざわざ最も危険な気域に飛び込んでいった訳である。
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【朝日新聞研究Ⅳ-①】朝日の「イスラム国」デモ報道に違和感
夕刊フジ・酒井信彦『朝日新聞研究』シリーズ第4弾 ★(1) 平成27年2月17日(全5回連載)
【朝日新聞研究】朝日の「イスラム国」デモ報道に違和感 「憲法守れ」メッセージボード
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http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20150217/dms1502171140004-n1.htm
※クリック拡大(PDF) |
「イスラム国」による日本人殺害脅迫事件は、不幸なことに湯川遥菜さんと、ジャーナリストの後藤健二さんが犠牲になる結果となった。心からご冥福をお祈りしたい。 これについて、残忍非道なテロリストを非難するより、安倍晋三首相を批判する声が聞かれる。安倍首相が中東諸国への人道支援を行うとした演説が、虐殺の引き金になったというものだ。一部のマスコミや野党による政権攻撃の材料になっている。 ただし、この安倍首相を批判する動きは、以前からそれとなく表れていた。湯川さんの虐殺映像が流れ、後藤さんの安否が心配されたころから顕著になったように思われる。私は、首相官邸前で、後藤さんの解放を安倍首相に要求する「デモ」の報道を見ていて、違和感を覚えた。 朝日新聞は1月26日朝刊以降、官邸前で前日に行われたデモをカラー写真付きで何度か紹介した。この中で、同月25日のデモを呼びかけたのは、「許すな! 憲法改悪・市民連絡会」の事務局の人物とあった。 つまり、この人物は「後藤さんの命を助けたい」という思いは当然あったのだろうが、もともとは安倍首相が視野に入れている「憲法改正」に反対するという、政治的目的を持っていたのだ。
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すでに完成した日本の精神的植民地化
- 2015年2月 2日 17:35
- 月刊日本 羅針盤
※『月刊日本』の本来のタイトルは「精神的植民地化を許すな」ですが、ブログ管理者の判断で「すでに完成した日本の精神的植民地化」と換えています。なお酒井先生からは、「このタイトルは月刊日本によるもので、私の主張は、日本はすでに立派に精神的植民地になっているというものです」とのご意見を頂いています。
精神的植民地化を許すな
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『月刊日本』2015年2月号 羅針盤 2015年2月22日
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朝日新聞の慰安婦記事取消問題について、十二月二十二日に第三者委員会の答申が報告され、二十三日の紙面で大々的に報道された。特に注目された「国際社会に対する影響」については、両論併記ならぬ三論併記で、その一つには、影響を否定する意見が堂々と提示された。それは情報学者・林香里によるもので、欧米と韓国の慰安婦報道の数量分析により、朝日の影響は認められないとするものであった。明らかに予想されたことは言え、また見事な誤魔化しを行ったものである。
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