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2011年4月 Archive
日本経済没落論
- 2011年4月23日 14:07
- 月刊日本 羅針盤
『月刊日本』2011年5月号 羅針盤 2011年4月22日
三月十一日、東日本大震災が発生して、現在は津波被害と原発事故に眼を奪われている状況である。この甚大な被害に対しては、世界中から同情が集まり、国内でも「頑張ろう」との声が満ちている。とくにテレビCMでは、なぜか一般のCMが控えられて、公共広告なるものが、しきりに「みんなでやれば」と呼びかけている。元気付けの役割は、このCMや他にいくらでもある議論に任せて、私はこの大震災が今後日本の運命に何をもたらすかを、なるべく客観的に考えてみたい。- Comments (Close): 0
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中共もロシアも、これから幾らでも原発を建造する
- 2011年4月17日 10:58
- 時評
東日本大震災によって、福島第一原子力発電所の事故が勃発したために、新聞には文字通り毎日々々、原子力発電にかんする記事が氾濫し、おかげで原発について勉強することができた。それによると、現在世界には、約440の発電用原子炉が存在するらしい。国別に言うと、やはりアメリカが最大で104基、第二位が原発で電力の80パーセントを賄うフランスが58機、第三位が日本の54機、第四位がロシアの32機といったところである。
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シナ人は日本の大震災をどう見ているのか
- 2011年4月12日 15:23
- 時評
3月11日の東日本大震災の直後、3月14日の朝日新聞の国際面に、一段見出しの小さな目立たない記事ではあるが、中共のメディアの震災についての報道振りを、北京の古谷浩一記者が伝えているものがある。見出しが「冷静さに驚き 中国紙」。以下、全体を引用する。
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ちっとも「みんなで」やっていない計画停電
- 2011年4月 6日 16:29
- 時評
公共広告機構という組織は、「ACジャパン」と改名したらしいが、そのテレビ広告が相変わらず大量に流されている。ただし最近は震災バージョンが出来てきて、その最も主張したいことは、「みんなでやれば」であるのは明らかである。例えば「みんなでやれば、大きな力に」だったり、「みんなでやれば、のりこえられる」といった風に。みんなで協力して、この苦境を克服しようと言うわけである。あまりしつこく言われるといやになるが、そのこと自体は、至極もっともなことであろう。
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中共に掠め取られる日本の技術
- 2011年4月 1日 20:37
- 月刊日本 羅針盤
『月刊日本』2011年4月号 羅針盤 2011年3月22日
東北新幹線が青森まで到達し、九州新幹線も全通したということで、日本では新幹線が何かと話題になっている。三月五日には東北新幹線に最新鋭車両である「はやぶさ」が登場した。この車両は時速三百キロで走るが、来年度末までに三百二十キロまで増速する予定であるという。しかし日本のすぐ近くで、既にそれを凌駕する営業運転をしている高速鉄道があることは、日本では余り注目されていないようである。それは中共の高速鉄道であって、北京・天津間などの路線で、三百五十キロの営業運転が実施され、今年六月に開業予定の北京・上海間では、三百八十キロの運転もするらしい。ところで民主党政権になってから、しきりにインフラ輸出が叫ばれるようになった。そのこと自体は歓迎すべきだが、そうなった背景には、「コンクリートから人へ」と言う、白痴的なテーゼを掲げたために、日本国内での公共投資がやり難くなったという事実があったからであろう。
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