Home > Archives > 2015年7月 Archive

2015年7月 Archive

朝日新聞という「机上犯罪者」

『月刊日本』2015年8月号 羅針盤 2015年7月22日

かつて朝日新聞の夕刊に、「窓 論説委員室から」という連載コラムがあった。今から20年以上前、1993年11月5日のそれは、「自問すること」のタイトルで、筆者は漢字一字のペンネームで「見」。実に重要な内容なのだが、殆ど知られていないようなので、戦後70年のこの機会に、紹介しておきたい。

筆者が「学者や市民でつくる『日本の戦争責任資料センター』(東京)」を訪れた時に、そこの人間から、戦後50年の95年が間近なので、「やがて報道機関の『戦争責任とその後』についても、市民の側からの検証が始まるのではないだろうか」と言われたという。つまり何を自問しているかというと、朝日新聞自身の戦争責任についてである。

それに関連して筆者は次のように言う。「ドイツでは、半世紀前にどんな発言をし、記事を書いたか、いまも問われている。『机上犯罪者』。時の政権の宣伝役や支持役をつとめることで戦争などの旗振りをし、国民を死に追いやったジャーナリストを指して言うのだそうだ。」

この机上犯罪者という言葉は、足立邦夫の『ドイツ 傷ついた風景』に教えられたものとうい。コラムにはドイツ語の原語が紹介されていないが、足立の本によるとそれは、「ティッシュ・テーター」で、テッィシュは机、テーターが犯罪者である。机上犯罪者という表現は、日本語としてはあまりぴったりしないが、言論犯罪者あるいは報道犯罪者と考えれば良いだろう。

続きを読む

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

「戦争法案」、大いに結構

  • Posted by: 中の人2
  • 2015年7月18日 15:33
  • 時評

安保法制が衆議院で可決された。反対派はわざわざ「戦争法案」と名付けて、批判するつもりになっているが、これはもともと戦争が出来るように作られてものだから、「戦争法案」の名称は、肯定的な意味としても、まことに相応しい。その理由は極めて簡単で、戦争が出来る国でなければ、侵略を防ぐことができないからである。

ではどの国がわが国侵略するのか。それは中共に決まっている。中共は、フィリピンのアキノ大統領が明言したように、現実に存在するナチズム国家である。つまり別稿(「アジアに蘇ったファシズム国家」)で説明したように、赤色ファシズム国家・侵略国家・ジェノサイド国家という、ナチズム国家の三要素を見事に備えている。

ただし従来は鄧小平の「韜光養晦」路線によって、その本質を隠して猫を被っていた。それが世界第二の経済大国・軍事大国に成長したことによって、本性を露わにしたのである。しかも日本の領土である尖閣諸島に対して、「核心的利益」の範囲に入るとしたのだから、明らかに我が国に対する侵略宣言である。

国際状況は大きく変わったのである。従来以上に解釈改憲の度合いが進んだとしても、それはあまりにも当然のことに過ぎない。しかしこの中共による侵略宣言という厳然たる事実に対して、反対派はちっとも直視しようとしない。中共の軍事的脅威にさらされている諸外国の方が、遥かに理解しているのに、驚くべき鈍感さと言うしかない。

続きを読む

  • Comments (Close): 0
  • TrackBack (Close): 0

Index of all entries

Home > Archives > 2015年7月 Archive

検索
Nationalism_botをフォローしましょう

Twitterをお楽しみの方は、
Followしてください。

リンク集
フィード購読リンク
QRコード
 
QR_Code.jpg

このブログを携帯でご覧になれます

ページのトップに戻る