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2010年8月 Archive

シナが目論む鉄道支配

『月刊日本』2010年9月号 羅針盤 2010年8月22日100828.jpg
 このところ大規模インフラの輸出が、話題になっている。例えば、原子力発電・高速鉄道(新幹線)・上下水道施設などである。これに関しては、自民党政権より民主党政権のほうが熱心であるようだ。ただしこれらの日本が誇る技術についても、うかうかしていられない事態になって来ている。原子力発電では、中東のアブダビで韓国に敗れ、ベトナムでロシアに敗れた。 その中でも最近特に注目されるのは、高速鉄道・新幹線である。日本の新幹線は、フランスのTGVと比較して、最高スピードでは劣るものの、大型の車両で大量輸送に適すなど、客観的には優れており、その安全性もあいまって、日本の科学技術の代表とされてきた。海外輸出においては、韓国の場合は国民感情も絡んだためか成功しなかったが、台湾では導入されて立派に運行している。

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岡本行夫氏の自分を忘れた日本批判

  • Posted by: 中の人
  • 2010年8月23日 20:00
  • 時評
100823.jpg 8月13日の産経新聞に、岡本行夫氏と佐藤優氏の対談が載っている。この元外交官の両氏による対談は、以前から産経新聞で何回も行われ、確か本にもなっているはずである。今回は「65回目の終戦記念日」と言うことで行われたもので、司会は高畑昭男・論説副委員長である。
 この中で岡本氏は、「傾きつつあるニッポン」と題したパラグラフで、日本の外交的地位の凋落振りを、熱心に語っているのが注目される。司会者の「国際的地位も下がって」との誘いに対する岡本氏の発言を、少し長くなるが以下に紹介しておく。
 「冷戦後は国際経済構造も一変した。日本はグローバリゼーションの急速な進展を今も十分に理解していない。対応もしないから、どんどん地位は下がっている。国際会議に行くと如実に感じます。言及される国は、中国が50回ならインド20回、韓国2、3回。日本はゼロという感じです。深刻です。

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日本人の「戦争の反省」はいかにデタラメであるか

  • Posted by: 中の人
  • 2010年8月16日 19:40
  • 時評
100816.jpg 8月15日がやってきて、またマスコミにおける戦争関係の報道がにぎわっている。民主党政権になって、一人の閣僚も靖国神社に参拝しない事態が出現しているが、これは日本に対する精神侵略が完成し、更に駄目を押されたと状態と言うべきである。
 私の限られた印象であるが、今年のマスコミの戦争報道から感じられるのは、新聞は比較的地味で、テレビのほうが熱心ではないかと思われることである。特に新聞では、普通考えられるのとは逆で、朝日新聞が思いのほか低調であり、一方熱心なテレビの方では、NHKの報道量の多さが目に付いた。この理由は、一貫して精神侵略者の手先として活動してきた朝日新聞は、「精神侵略の完成」という日本の現実を適確に認識しているのに対して、NHKはまだそのあたりが良く分からずに、「戦争は悲惨だ」報道に邁進しているのだろう。

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核兵器廃絶運動は絶対に無くならない

  • Posted by: 中の人
  • 2010年8月10日 23:18
  • 時評

100810.jpg 毎年八月初旬となると、広島・長崎への原爆投下が話題になる。とくに今年はアメリカ大使が、記念式典に始めて参加したこともあって、朝日新聞などは熱心な報道をしている。その主張するところは、要するに核兵器の廃絶であるが、私は人類が核兵器を廃絶できるとは、到底思えない。歴史は元には絶対にもどらないのであって、一旦手に入れてしまったものを、この世から失くすことはできないのである。
 よく言われるのは、人間が作り出したものだから、人間が廃絶できないわけが無い、との台詞であるが、これくらい人間の傲慢さを、端的に表している言葉もないだろう。こうゆう事を安直に言える人は、核兵器を単なる物とだけ捉えて、電化製品の廃品のように処分すれば良いと考えているようだ。しかし物、物体としての核兵器を無くすことができたとしても、問題は核兵器を作り出す知識と技術なのである。この形の無いものは、無くすことはできない。もし無くすとしたら、その知識を持っている人間を、皆殺してしまわなければならないが、そんなことはできないだろう。また今後、世界はエネルギー不足のために、原子力発電所が爆発的に増加することが確実であるが、そうなれば核分裂に詳しい技術者が大量に生み出され、その人たちの中には、私的に原爆製造に乗り出す人が出てくるかもしれない。

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民族独立をめぐる歴史上最大のダブル・スタンダード

  • Posted by: 中の人
  • 2010年8月 5日 20:28
  • 時評
100805.jpg 国際司法裁判所が、7月22日に、旧ユーゴスラビアのコソボの独立問題について、「独立宣言は国際法に違反してない」との判断を下した。コソボの独立については、欧米諸国や日本など69各国が承認しているが、ロシアや中共など国内に民族独立問題を抱える国は反対している。ただしコソボなどの独立問題への対応については、欧米諸国もロシアも単純に割り切れない、ダブル・スタンダード状況であることが、7月30日の朝日新聞に、まとめて分かりやすく報道されており、なかなか参考になる。

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死刑だけが国家権力による殺人ではない

  • Posted by: 中の人
  • 2010年8月 1日 09:58
  • 時評
100801.jpg 7月24日、千葉景子法務大臣が、死刑の執行命令書に署名し、28日に二人の死刑囚の死刑が執行された。同大臣は、以前から死刑廃止論者として知られ、在任中には死刑の執行は絶対に有り得ないと考えられていたから、今回の突然の執行は、大きな驚きをもって受け取られている。
 朝日新聞の報道によると、この心変わりは法務官僚による、粘り強い説得の成果であると言う。だとすれば菅総理大臣の場合の、財務官僚による教育によって、消費税大賛成に転じたのと、全く同一のパターンであり、ここでも政治主導の化けの皮が、見事に剥がれてしまったわけである。
 しかしそもそも、法務大臣が執行命令書に書名しないで、死刑確定者が溜まっていることこそが異常なのである。死刑確定者は、今回の二人を除いても、まだ107人も存在しいている。刑事訴訟法には、判決確定から六ヶ月以内に執行するように、定められているのだから、何のことはない、法治行政のトップにある法務大臣自ら、法律を守っていないのである。まことに笑うべきデタラメであり、それが自民党政権時代から、続いてきたのである。これでは我々は、まじめに法律を守ろうとする気になれない。

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