Home > 時評 > 中共の戦争責任・戦後責任に完璧に目を閉ざす韓国

中共の戦争責任・戦後責任に完璧に目を閉ざす韓国

  • Posted by: 中の人
  • 2012年9月 4日 22:21
  • 時評

120904.jpg 前々回でも朝鮮戦争を取り上げたが、この戦争はベトナム戦争と並んで、第二次世界大戦後のアジアにおける大戦争であった。したがってアジアは決して冷戦時代ではなく、熱戦時代であったのであり、冷戦という言い方はあくまでも、欧米中心の見方なのである。しかもベトナム戦争は完全に終わっているのに、朝鮮戦争は現在も休戦状態のままであり、終結していないのである。しかし朝鮮戦争は、あたかも忘れられた戦争になっているのは、まことに奇妙なことと言わざるをえない。

 イ・ミョンバクの竹島上陸に関連して、慰安婦問題が取り上げられ、更には昭和天皇の戦争責任問題にまで、話が及んできている。しかし韓国人が日本の戦争責任を問題にすること自体、とんでもなく的外れな理屈なのであるが、韓国人はもちろん、日本人ですら結構だまされている人間がいるのかも知れない。
 そもそも韓国人(朝鮮人)と日本人が、大東亜戦争において相互に敵として戦ったわけではない。当時の朝鮮は日本の一部であったのだから、朝鮮人は日本人と一緒に、大東亜戦争を戦ったのだ。日本人と朝鮮人が戦争をしたのは、四百年も前の豊臣秀吉による朝鮮出兵にまで、遡れなければならない。更に前には、元寇のときに朝鮮人がモンゴル軍の主力として、日本に攻めてきた。元寇と朝鮮出兵の間の室町時代には、「応永の外寇」といって、朝鮮が対馬に攻めてきたこともある。
 ところで日本は大東亜戦争後、全く戦争をしていないが、韓国は朝鮮戦争とベトナム戦争という、いわゆる冷戦時代のアジアにおける熱戦、大規模戦争をアメリカと一緒に二つとも戦っている。ベトナム戦争については、今の所問題になっていないようであるが、将来韓国人がベトナムから戦争責任を問われることがあるかも知れない。
 一方、朝鮮戦争については、韓国がその戦争責任、戦後責任を追及しなければならない、巨大な対象が明確に存在する。それが、いうまでも無く中華人民共和国・中共という国家である。朝鮮の歴史は自称によると五千年に及び、これを「半万年の歴史」といってその長さを自慢しているようであるが、その朝鮮の歴史における最大の悲劇こそ、朝鮮戦争であることは間違いない。それは同一民族が国土の殆ど全土で殺し合い、その後も北朝鮮という「この世の地獄国家」が、現在まで六十年も存続する原因となったからである。客観的に言って現代の朝鮮民族は、世界で最も不幸な民族であると断言することができる。
 植民地の人間を戦争に駆り出すことは、世界中でいくらでもあるが、大東亜戦争において、朝鮮人はそれほど戦死していない。それは基本的に志願兵制度であって、徴兵制にしたのはかなり後だったからである。日本人は約三百万人の犠牲と言うから、当時の人口を九千万とすれば三十人に一人の割合になる。ところが朝鮮戦争では、韓国・朝鮮人は大量に犠牲になった。両国あわせて約四百万といわれているから、人口の規模から考えれば優に一割を超えている。つまり日本人が歴史上の最大の悲劇と考える、大東亜戦争の犠牲を遥かに凌ぐものなのである。
 では中共の戦争責任とは如何なるものなのか。もちろん朝鮮戦争自体は、北朝鮮が始めたものであり、悲劇の源は朝鮮人自身にある。ただし戦争の経過をたどって見ると、一九五〇年六月に戦争は開始され、北朝鮮軍は破竹の勢いで南下し、国連軍は半島の東南部に追い詰められたが、国連軍が仁川に敵前上陸して形勢を挽回し、今度は北朝鮮軍を中共国境近くに追い詰めた。このとき中共軍が参戦して押し返し、結局以前と同様の南北分断で休戦に至ったのである。
 つまり中共軍が参戦しなかったら、朝鮮半島は国連軍が制圧し、北朝鮮という国もなくなっていたのであり、韓国による朝鮮統一が実現していたのである。すなわちベトナム戦争の結果、北ベトナムが南ベトナムを軍事制圧して、ベトナム統一を成し遂げたのと、ちょうど逆の形である。中共のせいで朝鮮統一ができなかったのであるから、韓国人は中共に対してその戦争責任を、厳しく追及しなければならないのである。ところが韓国では、南北分断されたのは日本の統治のためだという、とんでもない議論を展開する人間がいる。
 さらに朝鮮戦争後いまにいたる六十年間、自国民を大量に餓死させて平気な、「この世の地獄国家」北朝鮮が、生き延びていられるのも、これまた中共のおかげである。北朝鮮は中共からの援助が無ければ、とっくに崩壊しているに違い無いからである。これが中共の戦後責任である。今から約二十年前、ソ連の崩壊と前後して、その衛星国である東欧の国々で共産主義政権が倒れ、一斉に民主化が実現した。悪名高いルーマニアのチャウシェスク政権も倒れ、独裁者夫妻は民衆に虐殺された。しかし北朝鮮は中共という後ろ盾によって存続しているのだから、韓国人はこの問題についても、中共に心からの怒りをぶつけなければならないのだ。
 ところで、つい最近の八月二十四日は、中共と韓国が国交を成立させて、ちょうど二十年目に当たった。ちなみに日本と中共との国交成立は、四十年前の九月二十九日である。朝鮮戦争でお互いに殺しあった交戦国同士が、戦争も終結していないのに国交を結べるのも、いい加減といえばいい加減な話であるが、この日、中共と韓国の首脳同士は、友好の書簡を交換したという。
 要するに、韓国人による反日というのは、朝鮮民族の悲劇を生み出している張本人の中共には何も言えないために、その代償行為として日本に対してヒステリックに爆発しているものである。朝鮮民族の不幸の原因を、すべて日本の植民地支配に求め、戦後から現在に至る悲惨な現実を生み出している根本原因を、ことさらに見ないようにしているわけである。日本人はこの韓国人の謂れ無き誹謗中傷、言論の暴力対して、黙っていないで積極的に反論しなければならない。今までその作業を余りにも怠ってきたために、韓国人はここまで増長し、反日遊戯に狂うまでに至ったのである。反論の際には、本稿で説明した韓国人の歪みきった歴史観のカラクリ、シナ人に対する徹底的な卑屈さを、明快に指摘してあげると良いだろう。

人気ブログランキングへ ←多くの皆さんに知ってもらうためにもクリックをお願いします。

Home > 時評 > 中共の戦争責任・戦後責任に完璧に目を閉ざす韓国

検索
Nationalism_botをフォローしましょう

Twitterをお楽しみの方は、
Followしてください。

リンク集
フィード購読リンク
QRコード
 
QR_Code.jpg

このブログを携帯でご覧になれます

ページのトップに戻る