- 2010年1月17日 18:06
- 時評
「在日華人」は昨年の二月に開始され、月に一度の掲載だが、途中に掲載されなかった月もあるので、今年の一月で第9部になっている。各回のタイトルを紹介すると、第1部・最大勢力、第2部・望子成龍、第3部・白衣群像、第4部・列島街村、第5部・天安門記、第6部・融合競演、第7部・犯罪底流、第8部・経済新景、第9部・続犯罪底流、である。ご覧のとおり、漢字の四文字言葉として、わざわざシナ語風に表現されていて、タイトルからしてもすでに、シナ人におもねっていることが分かるだろう。
これだけでは内容が分かりにくいものがあるから、簡単に説明しておくと、最大勢力は外国人として最大になったシナ人について総論的に述べたもの、望子成龍は教育関係、白衣群像は医者や研究職、列島街村は地方への浸透、天安門記は天安門事件関係、融合競演は美容やスポーツも含めた文化領域、経済新景はもちろん経済界的進出を紹介している。
これらは外国人との共生を主張する朝日新聞らしく、シナ人の人口侵略の実態を基本的に肯定的に説明しているのだが、それでは済まない事態になっていることを示しているのが、シナ人による犯罪をテーマにした犯罪底流であって、昨年10月に続いて本年1月にも再度取り上げている。この犯罪底流が一番読み応えがあり、担当しているのは緒方健二・編集委員である。
昨年10月18・19日の第7部では、日本暴力団のシナ人暴力団との癒着・従属・反発の状況、残留孤児の子孫が結成している暴走族集団であるドラゴン、女性が日本に入り込む手段としての偽装結婚などが解説されている。シナ人の犯罪集団には二種類あるといい、同郷の出身者で固まる暴力団と、残留孤児の子孫のドラゴンである。つまり残留孤児は日本人だからだと言うことで無条件に帰国したが、その子孫に当たる人間は、日本人になっておらず意識はシナ人のままなのだ。「中華の魂を背負っている」と公言する者すらいると言う。
ごく最近1月12日の第9部では、麻薬問題なども取り上げられているが、最も中心的に述べられているのは、現在話題になっている振り込め詐欺の問題である。振り込め詐欺の被害者に電話をかけてくる発信地は、日本ではなくて中共にある。電話をかける人間はまともな日本語を出来なければいけないので、日本で日本人を募集して中共に連れて行く。連れて行かれた日本人は、缶詰になって朝から夕方まで、日本に電話をかけ続ける。反対に日本で振り込まれた金を引き出す「出し子」は、在日のシナ人が行う。ここに出てくる例では、電話をかけた日本人の取り分は、騙した金額200万円のうちの2万円に過ぎなかったという。
この記事の見出しである「あやつる 日本人を使って 日本でもうける」は、事態の本質をかなり正確に表現していると言える。つまりシナ人が、日本人を手先に使って日本人を騙して大儲けするという、一連の仕組みが見事に出来上がっているのである。今はやりの言葉で言えば、素晴らしいビジネス・モデルである。それに対して緒方記者は、「日本警察は、日本人をだます中国の詐欺組織の解明すらできていない」と指摘する。
この振り込め詐欺問題で、最も悪いのはもちろんシナ人であるが、簡単にやられてしまう日本人もあまりにも無様である。騙される被害者も、解明できない無能な警察も、そして何よりもシナ人の手先になる卑劣きわまる日本人も、すべてにおいて日本人の精神が甚だしく劣化しているのである。これこそが最大の問題である。
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