- 2010年4月11日 18:31
- 時評
シナ人は基本的に世界に覇権を唱える野望を持っている。中共の支配者たちはことあるごとに、我々は強国になっても覇権を求めないと言ってきた。それは言うまでも無く、心の底から覇権を求めていることを、裏返して言っているのである。本当に求めていなかったら、わざわざそんなことは言わない。
また中華人民共和国と言う国家は、現実に侵略を行っている、侵略現行犯国家であり、シナ人は侵略現行犯民族である。我々日本人は、歴史問題において、シナ人・朝鮮人から、歴史を反省しないから再び同じ過ちを犯すに違いないと言われて来た。とすれば、現実に侵略を行っている国家・民族が更なる侵略に乗り出すことは、必然中の必然と言わなければならない。
私が以前から主張していることだが、シナ人の日本侵略には、三段階があると考えられる。それは精神侵略段階・人口侵略段階・軍事侵略段階である。精神侵略段階は、1982年の第一次教科書事件に始まり、約25年つまり四半世紀かけて、2007年の安倍政権の成立によって完成した。したがって現在は、基本的に人口侵略の段階になっている。軍事用語として、どのように定義されているか知らないが、直接侵略とは軍事侵略だけでなく人口侵略も含めて考えるべきである。ともに人間が直接入り込んでくるからである。つまり人口侵略とは、軍事力を使わない直接侵略である。
この人口侵略で特に注意すべき点は、軍事侵略では無いから、日米安保条約があっても、全く防げないことである。したがって現実にシナ人による人口侵略は、どんどん進行している。その状況を詳しく報道しているのが、長期的かつ断続的に大型記事を掲載している、朝日新聞の「在日華人」と題する連載である。
しかも日本人の側が、シナ人の人口侵略を促進する方策を、わざわざ採ってくれている。それはすでに自民党政権時代に始まっているが、民主党政権によって更に一層拡大・深化しようとしている。その方策の背景にあるのは、日本の少子高齢化と言う状況であるが、シナ人はそれを人口侵略の絶好の好機だと判断しているだろう。外国人参政権や国籍取得の安易化で政治に影響を及ぼすとともに、経済的侵略も同時に進行していくであろう。すなわち、この人口侵略が進んでいくことによって、日本は華僑が勢力を張っている東南アジア諸国に類似して行くだろう。
したがって、シナ人は日本に対する軍事的侵略を急ぐ必要は無い。尖閣など周辺地域に対しては、次第に侵略は進むかも知れないが、日本本土に対しては、人口侵略を精力的に進めて行くことになるだろう。アメリカが衰退して自分から出てゆけば、そのまま日本は手に入ると判断しているのではないか。なお現在政変が起きたキルギスには、ロシアの軍事基地と共にアメリカの軍事基地もあるらしい。日本人が今のように、独立意欲の無い腑抜け民族のままなら、米中はすでに事実上結託しているのであるから、日本列島にアメリカ・中共両国の軍事基地が並存する状態になるのかも知れない。
以上述べた日本の未来に対する私の予想は、余りにも悲観的だと考えられるかも知れないが、精神侵略における不様極まるやられ方、そして人口侵略をわざわざ促進しようとする政治権力の現実を見るとき、決して杞憂だとは思えないのである。
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