- 2011年1月29日 20:37
- 国民新聞
『国民新聞』新春1、2月合併号 2011年1月31日
昨年の尖閣事件は、日本の歴史を画するような一大事件であった。しかしそれは現在どんどん風化し、忘れ去られようとしている。事件の全容を現したビデオは公表されず、犯人釈放にいたる経緯の真相究明も、全くなされていない。その中心人物である仙石官房長官は、数々の問題発言などによって、参院で問責決議が可決され、本所感の作成時には更迭が噂されている。しかし問題とされる発言の中には、私が最大の問題発言だと考えるものは、含まれていないようである。それは外でもない、丸山和也参議院議員が、電話で仙石官房長官と尖閣事件について話した際に、日本の中共への属国化は今に始まったことではないと、明言したことである。これは公の場での発言ではないが、参院決算委員会と言う、公の場で暴露されたものである。国家権力の中枢にいる人間が、日本の中共への属国化を、当然のことと認めているのであり、これ以上の問題発言はないだろう。しかしそれが話題にもならないことこそ、仙石発言が全く正しくて、日本の属国化がすでに完成している、何よりの証拠であろう。
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