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日本に徘徊する売国奴たち

『月刊日本』2012年7月号 羅針盤 2012年6月22日

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  今年は沖縄返還四十周年にあたり、復帰記念日の五月十五日にかけて、沖縄報道の盛り上がりが予想されたが、朝日には思ったとおり大量の犯罪的な偏向報道が現れた。その中でも顕著な例を、忘れられないように紹介しておきたい。
 まず五月十日から十二日まで、「日米琉40年」という記事が三回連載された。特に重要なのは上遠野郷・野崎健太両記者による「上」で、その見出しは、「『沖縄人は豚ですか?』」「とがる本土不信」「将来像、『独立』描く学生ら」である。劇団の座長である比嘉陽花という大阪在住の人物は、本土の日本人は人間だが沖縄の人間は豚であり、徹底的に差別されているという内容の演劇を創作して上演した。沖縄方言の講座を開いている親川志奈子と言う女性は、「9年前、ハワイで先住民について学んだ。米国に王制を倒され、言葉を奪われ、基地を置かれたハワイ。まるで植民地。沖縄と日本の関係と同じだと気づいた」という。沖縄の大学講師が学生に、「沖縄の将来」とうテーマでレポートを出させた。「授業では一言も触れていないのに、約20人の全員が将来像の一つとして『日本からの独立』に触れた。男性は『以前は考えられなかったことだ』と驚いた」。

 要するにこれらの記事は、沖縄は日本の植民地であり、徹底的に差別されているから、独立すべきだと扇動しているわけである。しかし沖縄とハワイと同列に論じるのは、完全なマヤカシである。なぜなら沖縄の人間も、紛れもない日本民族であるからである。言語は民族識別の最も重要な目安だが、沖縄の言葉が日本語の一方言であることは、全く疑問の余地がない事実である。
 もう一つは五月十五日に「オピニオン」欄に掲載された、「復帰と言わないで」と題する長文の対談記事である。対談しているのは、先の「日米琉40年」の「上」にも、「基地を本土に持ち帰れ」運動をしていると紹介されている、ライターの知念ウシと言う女性と、例の慰安婦問題の「女性国際戦犯法廷」で知られる高橋哲哉・東大教授で、司会が編集委員・刀祢館正明である。
 標題については、次のような事情がある。司会者が、「知念さんは『本土復帰』とか『日本への返還』という表現に違和感があるそうですね」と問うと、知念は「復帰とは『元に戻る』という意味ですよね。でも、もともと沖縄は日本だったのか。(中略)歴史を振り返れば琉球国でした。適切な言葉はないかと考え、『施政権の日本移管』とか『日本の琉球再併合』と呼んでいます」と答える。
 高橋は、「明治政府が琉球を併合した『琉球処分』から敗戦、そして『復帰』までの歴史をどうとらえるか。私も、沖縄を植民地化していた日本から敗戦で施政権がアメリカに移り、それがまた日本に移った、あるいはこの地域が再び日本に併合された、という見方をしています。『琉球処分』以来の沖縄の運命は、常に沖縄の人々の意思とは関係なく、日本政府やアメリカ政府が頭越しに決めてきた。その意味では、植民地と言うしかない」と断言する。
 二人とも、どうしても沖縄は植民地であり、「琉球処分」は侵略であると言いたいらしい。しかし沖縄の人間も日本民族であるから、「琉球処分」はあくまでも近代国民国家を形成する際の、民族の統合であって、世界の歴史上に幾らでも存在することである。彼らの目的は明らかに、日本民族としてのアイデンティティを破壊することにある。
 ところで、最近のアジア情勢を無視するわけにいかず、司会者は次のように問いかける。「安全保障の専門家の中には、沖縄に基地があるのは沖縄の安全にとってもいいことだという議論もあるようですが」。それに対する知念の回答は、「中国の脅威、ですか。歴史的に中国は一度も琉球を侵略したことがありません。実際に侵略したのは日本とアメリカです」。何と言う白痴的な歴史に対する認識であることか。今まで起らなかったことでも、今後は幾らでも起りうるのである。
 ましてや中共はチベット・東トルキスタンを侵略支配している、紛れも無い現実の侵略国家である。その中共が沖縄の一部である尖閣諸島を、チベット・東トルキスタンと同様の、核心的利益だと宣言した。明白な侵略宣言である。知念のような沖縄の人間、高橋のような虐日日本人、そして朝日新聞こそ、シナ人による日本侵略にとって最大の手先である。こんな売国奴ならぬ亡国奴、すなわち民族の裏切り者が、我が物顔で跳梁跋扈する日本は、完全にシナ人の精神的植民地だ。

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